2020-08-29 (Sat) [長年日記]

_ [srv]Alpine Linux 導入の記録

Windows とマルチブートしようと思ったけど、うまくいかなかった。インストール自体はできているはずだけど、ブートさせる方法がわからなかった。ブートまわりに詳しくて grub メニューとかを自分で書ける人ならできるのかも。ぼくは諦めて HDD をまるごと使うことにした。

インストール後は setup-* で設定できるけど、その場限りで apk パッケージもアンインストールしてしまうことが多いみたいなので、恒久的な設定をしたければ自分で apk add していく必要がありそう。たとえば dhcp とか wifi とか再起動したら動かなくてびっくり。公式文書はまあまああるので、それに従えばいい。

awall は書きやすい json だけど、コマンドがよくわからない。とにかく translate して activate したら動いているからいいや。直接 tcp の何番ポートって指定することはできないみたいで、まず service を定義してからその名前で filter するので、見通しは良い。あとから「何だっけ……」ってならないと思う。

ほとんどの apk には標準で man が含まれないので、man を見たければ *-doc とかをインストールしなければいけない。

openrc はシンプルで良い。追加するときも init.d に自分で簡単に書けるから助かる。

sshd とか nginx とかは、ほどほどにセキュアなデフォルトが指定されているようなので、使う機能を有効にしていく程度の設定作業で使っても大丈夫ぽい。

全体的に、「こういうのでいいんだよ」っていう感じ。OpenBSD と同じくらいストレスフリー。ドキュメントがもうちょっとちゃんとしていれば花丸。

そうそう、ubuntu-server は実機に入れることが想定されていないのか、なんかよくわからないエラーでインストールすらできなかった。格好いいインストーラなんて要らないね。


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