2014-02-23 (Sun) [長年日記]

_ PAE 非対応でもインストーラさえ突破すればあまり気にしなくても大丈夫らしい

「Windows xp マシン、捨てずに活用できないの?」って聞かれることが増えたのですが、 ちょっと調べてみると、各種 Linux のインストーラは swap できない関係上か PAE を必須にしているものの、 インストール後は PAE なしでも結構ケッコーいけるもんらしいです。

とくに Pentium M や Celeron M は、/proc/cpuinfo で pae フラグが立っていなくても実際には PAE 対応だったりするものが大多数らしく、 修造さんよろしく「頑張れ頑張れ、やればできるって」と言ってくれる fake-pae というスクリプトもあるようです。

なので、Ubuntu LTS 等をインストールしてからアップグレードするにしても「kernel だけバージョンを上げないよう注意しないと」 と心配する必要はないみたいです。また、PAE なしカーネルで (さらに必要なら swap などの手段も用意して) いきなり Lubuntu 13.10 をインストールする経路も用意されているようです。

ドライバ対応など他の事情については知らないので、古い皮袋に新しいワインを入れて失敗する可能性もありますが、 必ずしも「PAE ないから捨てる」とも言えないと思います。 老眼の人たちには、解像度がスマホより低くてもインチ数があれば喜ばれるみたいですから、 xp マシンも場合によっては使いようがあるのではないでしょうか。


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