2008-04-13 (Sun) [長年日記]

_ 異議ありのガイドライン

How to Disagree の和訳を推敲しても読みやすく仕上がらないので、もっと短く抽出してみた。

なぜネガコメが蔓延するのか

  • 読んだものに対してコメントしやすくなった (ブログ、掲示板など)
  • 賛成は「イイ!」で終わり非生産的だが、反対は新しいことを言うから、楽しくて長びく
  • ネガコメは善悪二元論ではなく、程度問題

ネガコメのLv6

レベルが上にいくほど、書くのが面倒になる

  • Lv0 叫ぶだけ (「うざい」「氏ね」)
  • Lv1 お前には言われたくない系 (「マカー黙ってろ」「仕事で使ったこともないのに何がわかる」)
  • Lv2 言葉づかい (「長すぎるんだよ」「自分を天才だと思ってるのか」「日本語の不自由な人」)
  • Lv3 根拠なき抵抗 (「んなわけない」「ということにしたいのですね」「いやそれ違うから」)
  • Lv4 反対、理由つき (「うちの VAIO は 5 年使えてるぞ」←経営方針とは無関係)
  • Lv5 具体的な引用への反論、理由つき (「ソニータイマーとか言うやつ、うちの VAIO 見に来いよ、5 年使えてるぞ」←PS3とは無関係)
  • Lv6 重要部分への反論、理由つき

というわけで、反論テンプレ

id:xxx のエントリにおける要点のひとつは「hoge が fuga だ」という主張にある。彼はこう書いている:

【hogeのソース見てみたけど、やたらfugaで萎えたwww】

しかし実際には fuga のように見える foobar なのだ。もし fuga なら hoge.fuga が定義されているはずだが、手元の hoge-2.0 ではそうなっていない。

論破するのは要点そのものじゃなくて、要点の論拠でも可。

レベルの使いかた

  • Lv2 か 3 までは無視していい
  • Lv6 でも無意味だったりウソだったりすることはあるので注意
  • 意地悪じゃなく親切心で言うんだったら、Lv3 あたりで手を抜かず Lv6 を目指そう

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